ビールの原料として知られるホップは、ヨーロッパでは健康によいハーブとして古くから生活に取り入れられてきました。
2000年代に、科学的な研究によりホップの苦味成分にさまざまな働きがあることが判明しました。しかし、苦味が強すぎて飲むことができず、そのポテンシャルを活かせませんでした。
日々ホップを扱い、品質、可能性を追求するキリンホールディングスは、100名以上の研究員による研究を10年に渡り継続。ホップの苦味成分のパワーを損なわずに苦味成分を減らした「熟成ホップエキス」が生み出されました。
熟成ホップエキスの働きについて、キリンホールディングスの研究開発部門は東京大学、学習院大学、慶應義塾大学、順天堂大学医学部との共同研究を行い、さまざまな健康へのポテンシャルを突き止めることに成功しています。
研究成果は世の中にも広く認められ、国際学会Brewing Summit 2018で、「熟成ホップエキス」に関する研究が全34の演題の中から1位に選出、日本農芸化学会2021年度大会ではトピックス賞を受賞するなど、熟成ホップエキスに対する期待は国内外で高まっています。